御坂山地 雪頭ヶ岳、鬼ヶ岳〜鍵掛峠
GW後半の連休初日、5月3日に西湖畔の根場から雪頭ヶ岳→鬼ケ岳→鍵掛峠の周遊コースを歩いてきました。過去の記録を探したら1994年5月22日に逆コースを歩いた記憶がありました。ミツバツツジに囲まれてというメモ付き。今回はツツジには少し早そうです。
西湖いやしの里の横にある登山者専用駐車場がスタート地点。周遊コースなので、ぐるっと回ってここに戻ってきます。7時過ぎに到着したときにはすでに10台ほど車が駐車していました。それでもここはかなり広いので満車になるということはなさそうです。駐車場から稜線を見上げます。新緑はまだ稜線まで到達していないようです。春の息吹を感じながらの山歩きはこの時期ならではの楽しみです。
実は長い登りは久しぶりで、まともに歩けるかどうか心配だったのです。なので、意識してゆっくり足を進めます。途中、ワンちゃん連れの方に追い抜かれました。早いですねと声をかけたら「彼は四輪駆動なので」との返答でしたが、体の大きさを考えるとすごい体力、少し分けてもらいたいくらいです。
雪頭ヶ岳までは頂上手前に少し崩れて歩きずらいところがあった程度で、概ね歩きやすい道でした。足元にはスミレやヒトリシズカなどの小さな野草。スミレに関してはほとんどがタチツボスミレでしたが、ケマルバスミレ、アカネスミレ、エイザンスミレなども見られました。
タチツボスミレ
雪頭ヶ岳は山頂の少し手前が展望台と呼んでもいいくらいの好展望地となっています。そして今日は絶好の展望日和、目の前に富士山、眼下に西湖。ここから見ると富士山と西湖の間にある足和田山が貞観噴火の溶岩を止めたんだなということがよくわかります。
雪頭ヶ岳から富士山、足和田山、西湖を望む
雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳はあっという間なのですが、鬼ヶ岳山頂手前、右手の岩にコイワカガミの群落がありました。実はこの群落は何度か見た記憶があり、今回も密かに楽しみにしていたのです。再会できてちょっと感激しました。岩にへばりついて写真を撮っている側を何人かの方が通り過ぎましたが、花に気がついて写真を撮っていった方は約1名。
コイワザクラ
鬼ヶ岳から鍵掛峠までの稜線は、崩れたため迂回路が設けられていたり、ロープ場があったりと意外と歩きづらい状況でした。以前は大変だった記憶はまるでないのですが・・・元気だっただけかもしれません。
鬼ヶ岳より鍵掛、王岳方面を望む
エイザンスミレ
鍵掛峠の下りで、登りで抜かされたワンちゃんにまた抜かされました。久しぶりの長時間歩きでかなり足が痛くなりました。もうちょっとトレーニングしないと夏の富士登山(遊びではなく仕事)がやばいです。
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