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2019年8月13日 (火)

天空の城「竹田城」訪問記

日本のマチュピチュ但馬のラピュタ

天空の城ブーム」 の先駆けとなった

  ご存知「竹田城

 国史跡「竹田城跡」公式ホームページ
 

Ruins of Takeda Castle on the sea of clouds
  
立雲峡から望む雲海上の竹田城址
季節はずれの夏に、
初めて訪れて、これが撮れれば
ビギナーズラックと言って良いのではなかろうか。
 
   

雲海に浮かぶ城址の写真はもはや定番の映像となりました。

 ウェブサイト
  和田山町観光協会 「天空の城 竹田城跡と周辺観光ガイド」

急にブレイクしたきっかけを調べてみると、

① 2006年に「日本100名城」に選定されたこと。
② 2012年に高倉健さん最後の主演映画『あなたへ』のロケ地となって、最後に「天空の城」の情景が映し出さされたこと

などが、あげられていました。

しかし実際にはそれ以前にも、1989年の角川映画『天と地と』のロケで、「春日山城」として、城跡に天守閣、大手門、塀等のセットが建設されたり、2003年の「魔界転生」では「原城」として、やはりセットが組まれて「島原の乱」のシーンが撮られるなど、この城址の存在は有名だったようです。
 

YouTubeに「天と地と」のオープンセットのスナップ写真集がありましたので、貼り付けておきます。今ならCGなのでしょうが、当時はすごいことやっちまったものです。今じゃぁ許されないでしょうね。

 

私が初めてその存在を知ったのは、2009年でした。まず雑誌でその存在を知り、さらに、まだ東京ミッドタウンの2階にあった頃の富士フイルムフォトサロンで開催されたいかるが幹さんの写真展「雲上夢舞台」 を観て、いつか行きたいと強く思ったのです。

当時のことがブログに・・・

しかし、あまりにも遠い・・・・(^^;;

それに行ったとしても、そもそもあの雲海の上に浮かぶ姿が、いつも見えるってわけじゃない。だからなかなか訪れる機会を作れずにいたのです。

出雲からの帰りに寄れないだろうか・・・いや、寄らねば今後、行く機会がないかもしれない。

雲海シーズンは秋、しかし夏だって見られる可能性は0ではない。ただしチャンスは朝だけだから宿泊は必須・・・これまではカミさんの要求に応え、温泉宿を選択していましたが、ここではそれを無視して、城址に近いルートイン和田山を予約しました。

夕食は面倒なのでホテル最上階にあるレストランで済ませることにしました。この手のホテルのレストランなので期待はしていませんでしたが、案の定、我々が行くと客は一人もおらず、おばちゃん達が、椅子に座って足を組み、腕組みしながら阪神戦をTV観戦中でした。

我々に気がつくと、「あっ、油断してたわ」と慌ててお仕事体制に・・・。

 BGMが流れているのに・・・
    TVではそのまま阪神戦。

  普通どっちかっしょ。

こりゃぁ面倒でも外に出て食べたほうがよかったかなぁ、とその時は思ったのですが、料理は美味しく、予想が外れました
 

Img_20190730_182702

  
幸いホテルの近くに日帰り温泉施設があり、フロントで割引券がもらえるので、お風呂はそちらで。ここでまた衝撃の光景を目にします。

なんと露天風呂にTVが設置されているのです。男湯の方ではバラエティーが流れていましたが、女湯では阪神戦だったそうです。しかもそれとは別にBGMが流れているんです。ホテルのレストランと同じなのです。お湯が温いこともあって、皆さんずっとTVをご覧になっています。

これはもはや文化

関西の文化か、兵庫の文化か、但馬の文化かはわかりませんが。

そんでもって、おばちゃんが野球好き

あっ、単なる阪神好き?
 

Unadjustednonraw_thumb_31bb

 
 
早朝・・・ホテルの外に出てみると街中に薄い霧が漂ってます・・・この時点で今朝の雲海発生率100%だと確信しました。

お馴染みのあの光景を見られるビューポイント立雲峡」へと車を走らせます。

駐車場は車がいっぱいでとめられないとか書いてあったwebサイトもあったので、どうなんだろうと不安でしたが、霧の立ち込めた広い駐車場には先着の車が一台だけでした。ブーム最盛期ならいざ知らず、秋でもない平日だとそんなもんなんですね。

立雲峡は標高756メートルの朝来山の中腹にあり、奇岩、巨石が点在する桜の名所としても有名な公園です。公園の中に3箇所の展望台があって、駐車場からの所要時間第一展望台:徒歩40分第二展望台:徒歩15分第三展望台:徒歩5分となっています。ちなみに、よく紹介されている写真や映像は第一展望台からのものなので、少し歩かなければいけません
 


Img_20190731_040753

まだ暗い遊歩道入り口

 

遊歩道入口で200円を支払い、暗がりの中、第一展望台を目指します。

第一展望台と第二展望台にはひな壇が設けられており(2016年に設置されたとのこと)、キャパシティーはかなりあり、これを見ても、かなりの大軍がここに押し寄せて収拾がつかなくなっていたことが想像されます。今も雲海シーズンの朝などはすごいのかも。
 

Img_20190731_044111

第一展望台のひな壇
 

ですが、今日の第一展望台は無人

   
 

Ruins of Takeda Castle on the sea of clouds

 

 困った時のモノクロ作戦
 

結局5時から6時過ぎまでいて、第一展望台に来たのは2組だけでした。

Img_20190731_053408

第一展望台はこんな感じ。
 
 
4q1a0130 

立雲峡そのものもなかなかですよ。
  
 

竹田城は但馬(兵庫県の日本海側)を治めた山名氏によって、播磨(兵庫県の太平洋側)との国境を守る拠点として15世紀の中頃に築城されました。城の南方にある生野銀山を管轄する城でもあったようです。100年以上山名氏の支配下にありましたが、1577年、羽柴秀吉の但馬攻めによって山名氏は敗北し、竹田城は織田方の拠点となります。最初の城代は秀吉の弟、羽柴秀長。その後城主は桑山重晴、赤松広秀と代わり、1600年、関ヶ原の役を迎えます。

赤松広秀は西軍につき丹後田辺城を攻めます。ところが関ヶ原ではあっという間に西軍は敗北。これはやばいと思った広秀は東軍の亀井茲矩の誘いに乗って東軍に寝返り鳥取城攻めに参加。家康の一番嫌いな立ち回りをやっちまった彼は、城下に火を放った責任を取らされる形で、竹田城に戻ることなく切腹 。程なく竹田城は廃城となります。

廃城とされた城は、建物はもちろん石垣も壊されるのが普通のようで、石垣がそのまま残されたというのは奇跡に近いのだそうです。城の最期は少々情けなかったですが、それはそれでヨシとしましょう。

 

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趣のある佇まいのJR竹田駅
背後の山が竹田城で石垣も見えます。
 
 
朝食の後に城址を目指すことにしました。城址直下まで車道が通じており、昔は普通に行けたのだそうですが、ブーム以来、一般車通行止となっています。どこからでも、ある程度歩かなければ、城址にはたどりつきません
 

城に登る前、竹田の町を少し歩くのですが、ここがまた味わい深くてシビれます。

城は江戸時代に入る前に廃城になってしまったものの、この地はその後も姫路・生野と和田山から京都を結ぶ街道沿いの宿場町
として賑わい、発展しました。その面影が随所に残っています。

 

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旧街道の典型的町並み
 
 

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寺町の水路
 
 

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なんと、一般のお宅にシャチホコ
マジすか・・・
うだつの上がる町並みは聞いたことがあるけれど
シャチホコの町並みは初めてかも
 

風情に圧倒されました。城址ばかりが宣伝されますが、この美しい城下町ももっと宣伝されていいかなと思います。

竹田城ブームの後、古民家を改造した宿がいくつか誕生しています。
 

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駅裏を上り口とする「駅裏登山道」がおそらく昔の大手道だったと思われるルートです。其処此処に石垣が残り、石の階段も往時を彷彿とさせる造りです。なので、このルートが城址訪問にはもっともお勧めと言えると思います。
 


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駅裏登山道の石の階段
往時を偲ぶことができる良い道です。

 

登り着いたところに料金所があり、入場料500円を支払います。
 

Img_20190731_092111
 
料金所
 

北千畳→三の丸→二の丸→本丸と歩き、反対側の南二の丸におり、南千畳を通って出るというのが標準ルートとなっています。

 

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400年の歴史を感じる石垣


一方通行で通路はきっちりとロープで仕切られ、寄り道は許されません。もちろんこれは人気が出てからの処置で、「昔は石垣に登って遊んでいたよ。」とは、本丸近くにいらっしゃったガイドの方の談。観光客が少なく、暇だったようで、色々話を伺うことができました。「まさか年取ってからこんな仕事ができるとはね。びっくりした。」と仰ってました。

 

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石の声を聴いて積み上げられた
穴太積みの石垣
 
 

どうやら、ブームも落ち着いたようですので、そろそろ一方通行は解除しても良いのではないでしょうか

 

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天守から南二の丸と南千畳を望む
 

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南二の丸から本丸を望む
  

登ったのとは違う道、表米神社登山道で降るのがお勧めです。

 

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表米神社境内にある相撲桟敷
 

降りてきたら面白いものが目に入りました。
六段の石積みがある相撲桟敷です。
江戸時代からのもののようです。

 

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夏の登城は汗びっしょり。
たけだ城下町交流館で「雲海ゆずサイダー」.
これにて、竹田城訪問完了!!
午後は富士宮までひたすら 「ドライブ」でした。
 
 

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