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2017年10月

2017年10月29日 (日)

Sony α7R IIIが欲しくなってます

 SONY α7R III が、じわじわ欲しくなっております。
 
 
 
 
 有効約4240万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーというのは、Ⅱと変わらないわけですが、高速処理化してAF/AE追随高速連写は5コマ/秒から10コマ/秒へ。
 
 AF性能もα9に搭載した新AFアルゴリズムを最適化して、低照度時のAF速度や動体追随性能が従来比最大約2倍。位相差AFの測距点数は399点と変わりませんが、コントラストAFは従来の25点から425点へ
 
 高感度性能は、ちょっと上がっただけって感じですが、本体手ぶれ補正も1段分向上ということになっているので、手持ち撮影範囲は確実に広がっていそうです。
 
 一見「Ⅱ」と際だった差があるとは見えないのだけれど、確実に正常進化して成熟したなぁという印象です。
 
 SONYのミラーレスって、マウントアダプターとして、SIGMAのMC-11SONYのLA-EA4を揃えると、私が所有しているのCanonのEFレンズとαレンズが全部AFで使えるようになるのです。なので乗り換えのハードルがとっても低いのですよ。
 
 発売は11月25日。ヨドバシ.comでは既に価格が表示されていて、価格はおそらく40万円台程度。報告されているところによると、同時に発売される標準ズーム「FE24-105mm F4 G OSS」ってのも良いらしいねぇ。
 
 将来的には主力をこっちに移行させるつもりではあるのですが、このタイミングで踏み切るかどうか。今後、相場が下がると思われるα7RⅡで凌ぐ手もあるんですよね。
 
 
 2017上半期、レンズ交換式カメラのシェアは、一眼レフとミラーレスで56:44だったそうです。これだと少なくとも1年くらいで拮抗、または逆転でしょうね。ミラーレスに強いソニーのシェアがさらに上がるのは確実。
 
 5月に投入されたα9は確実にスポーツや報道のプロカメラマンに浸透しつつアリ、この分野で半世紀以上続いたCanon、Nikonの牙城を崩す日も近そう。大口径望遠レンズ「FE 400mm F2.8 GM OSS」の発売予告もされましたし、2020にはオリンピック会場のカメラ取材ゾーンの景色が変わっているんじゃないかなぁと思います。
 
 SONY αの1号機、α100からのユーザーで、しかも、SONY αの前世、MINOLTA機を入れれば、 SRシリーズからかれこれ40年くらいのお付き合いの私にとっては、感慨深いモノがあります。
 
 
Facebookのなつかしカメラ紹介アルバムのリンクを・・・↓
 
 
 

東京国立博物館「運慶展」

東京国立博物館で開催中の「運慶展」を10月21日に観てきました。
 
 
  
 
 仏像マニアでは全くないので、休日に東京の博物館までわざわざ 仏像を観に行くってのはなかなか無いことでありますが、それほど今回は観に行きたかったということです 。
 
 
Img_1407
 
午前10時頃にはこんな行列
金・土は夜9時まで開いているということで、
ゆっくり見るには6時過ぎてからのほうがいいかもです。
 
 
鎌倉時代の仏師運慶
 
 運慶の作品と言われている像は31体(諸説有り)と言われておりますが、今回の運慶展ではそのうち22体が展示されるという、運慶展としてはこれまでで最大のモノなのであります。いわば運慶祭り
 
 
Img_1410
 
 
 もちろん22体では少なすぎるので、運慶の作品の他、父・康慶、息子の湛慶、康弁の作品も展示され、いわゆる運慶流の仏像がどのように生まれ、そして継承されていったかがわかるように工夫されています。
 
 一方、運慶と並び称される慶派の仏師「快慶」の作品は、今回展示されていません。運慶の兄弟弟子である快慶は、運慶とは作風を異にしています。今回の展示は、それを対比して並べるより、より運慶的な作品を多く並べたのでしょう。
 で、運慶が制作に携わった最も有名で、かつ現存する最大の作品も展示されてはおりません。金剛力士立像、高さ約8.4mは流石にでかすぎたのでしょうか。
 
 
Img_1415_2  
 
 静かでありながら、その内面がにじみ出てくるような表情。あるいは今にも動き出しそうな動感躍動する筋肉浮き出す血管風になびく衣。運慶の作品は仏と言うより生きてる人間を写実的に表現しているという印象を受けます。宗教上の制限がいろいろとあったことは想像できますが、その中でできる限りの表現を試みた。仏師であり彫刻家。そして、職人というより芸術家
 
 
Img_1414
 
 
 運慶の仏像には思わず見入ってしまいます。いや魅入られてしまうと言った方が正確かもしれません。そういうことは滅多にあることではなく、比較的見る機会の多い西洋の彫刻とか、近代の例えばロダンとか、日本で言えば高村光太郎とか、荻原守衛とか、もちろんこれらはブロンズなのでものは違うのですけれど、そういうの観ても大して感じるものはないんです。あたし、感受性低いので。ところが運慶の像には引き込まれる。まぁもともと、アッチの世界に引き込むための宗教装置としての位置づけもあるので、そういうことになっているのかもしれませんが。
 
 
Img_1412
 
 
思わず公式図録を買ってしまいました
 
で、ついでにポストカードとそのA4版を購入。
ポストカードが120円で、A4版が400円だったかな。
 
実はあたしも、滋賀県の医王寺というお寺の仏像の写真をそこでの販売用に使って頂いているのです。でも、インクジェットで少量づつ印刷しているので、とてもコストがかかってしまうのです。黒インクなんかA4 10枚持たずに終わってしまうので、とても400円というような価格では出せないんですよ。
 
今は「光沢」指定で注文が来てしまうので、いわゆる写真仕上げ的な用紙でプリントしているのですが、フォトマット用紙でのプリントなら材料費が半額くらいにはなると思うので、将来的には検討してみようかと思っています。オフセット印刷には敵いませんが、法外な価格にはならなくて済む。最大の問題は、顔料プリンタを再導入する初期投資・・・(^^;;
 
話が脱線しましたが、運慶展は11月26日まで開催中。
機会があれば是非。
 

2017年10月28日 (土)

NIKKEIプラス1何でもランキングー秋の富士山

少し前の話になりますが、
 
10月14日付けの日経新聞土曜日版の
 NIKKEIプラス1
   「何でもランキングー秋の富士山 私だけの名所
  に選者として関わらせて頂きました。
 
Webにも記事があります→ココ
 
記事の中には「調査の方法」が下記のように書かれていました。
 
専門家が山梨、静岡、神奈川、長野、東京、千葉、茨城から秋の富士見ポイントを30選出。「全景の美しさ」「周辺も楽しめる」「アクセス」の観点で11人の選者にベストテンを選んでもらい集計した。"
 
選者のひとりである私に対しては、30ヶ所の富士見ポイントに対し「富士山を合わせた全景の美しさ」、「アクセスのしやすさ」、「写真に撮りたい」「食やレジャーなど富士見以外の観光資源の充実度」それぞれ5段階で評価して順位をつけて下さいという依頼があったのです。
 
Photo
 私の評価表
 
 
確かに、なんの候補も無く、いきなり11人の選者にベストテンを問うたら、分散して収集つかなくなりそうです。ベストテンというのはこうやって決めたりするんだなと、少しお利口になりました。しかし、ある選者にとって一推しの場所でも、最初に専門家が候補に挙げなければ、その時点で選外。私だけの名所」という今回のランキングのサブタイトルに相応しい場所が選ばれにくい方法ではあると思います
 
11人の選者、これがよく言ういわゆる有識者って方なのでしょう、錚々足るメンバーが並んでおりました。立派な肩書きがある方は、名前では無く肩書きで紹介させて頂きます。
 
山梨県世界遺産富士山課長、富士急行グループ事業部調査役、昭文社「山と高原地図」編集担当、静岡県富士山世界遺産課長、JTBガイアレック サン&サン事業部課長、ヤマケイ登山総合研究所所長、日本地図センター相談役、富士山学会会長、四角友里氏(アウトドアスタイル・クリエータ)、富塚晴夫氏(写真家)、
           で、あたし(なんちゃって写真家)
 
って、やばくない?っすか(爆)
 
あたしは、田代博 日本地図センター相談役に頼まれて引き受けました。
 田代先生がまだ山尾望だったとき、あたしは富嶽仙人だった。
 わっかるかなぁ、分かんねぇだろうなぁ・・・
                って古すぎて分かんねぇわ。
 
ランキングの結果独断でのコメントを添えて紹介しておきます。
 
1位 山中湖パノラマ台 740ポイント
  私も1位に推した場所です。紅葉だけでなく、
  一面のススキ原もあってポイントが高いです。
  アクセスも良く、大観光地「山中湖」にあるので、
  周辺も楽しめるという点でも満点です。
 
Dsc04053  
 
2位 朝霧高原 710ポイント
  私は6位にしました。
  ススキしかないって感じで、
   私としてはそれほど高位ではないです。
 
3位 大観山 480ポイント
  私もここが3位。
  ポイント数で2位と3位の差が大きいですね。
  箱根エリアなので「周辺も楽しめる」の
  点数が高くなるのではないかと思います。
  実力よりも高評価過ぎる印象。
 
4位 奥庭自然公園 450ポイント
  私のランキングでも4位。
  他の季節ではなく、秋に行くべき場所です。
  アクセスの悪さを跳ね返す素晴らしさ
 
4q1a5227  
 
5位 二十曲峠 390ポイント
  私はここは選外にしました。
  地理的に山中湖パノラマ台に近すぎるという
  バランス感覚が働いた結果 、意識的に点数を
  少し下げた面があります。
 
6位 田貫湖 370ポイント
  ここも私は選外にしてしまいました。
  秋がとくに良いかというと、別に・・・
  という感じなんですよねぇ。
 
4q1a4450  
 
7位 筑波山 350ポイント
 私が最低点数をつけたところです。
 富士山に積雪のある冬ならともかく、
 秋を推する理由に乏しいような気がしたのです。
 富士山に確実に積雪があり、よりクリアに見える冬の方が
 むしろ相応しいのではないかと。
 で、アクセスも悪い。
(私の評価基準はあくまでも最寄りの高速道路ICからの現地までの時間)
「周辺も楽しめる」という観点でも
 低い点数をつけてしまいました。
 行ったこと無いですけどね。
 
7位 達磨山 350ポイント
 紹介されているのは正確には「達磨山レストハウス」。
 私は8位。
 ただやはり、秋が一番かと言われるとそうでもなく
 むしろ積雪が絶対ある冬のほうが良いと思います。
 
Scan588  
 
9位 高尾山 340ポイント
 私のランキングでは選外。
 私のドライな採点基準だと上位に来るのは難しいです。
 登山なのでアクセスは悪い、山頂はあくまで山の上で、
 他の観光資源は少ないという評価。
 
10位 水ヶ塚公園 310ポイント
 ここは富士山と紅葉の見栄えとしては
 ベストテンに相応しい場所と思います。
 ただし、アクセスと周辺の観光施設で点数を下げて、
 私の採点ではベストテンから落ちました。
 
Scan584   
 
全般的に、このランキングは「秋」にフォーカスしていないなぁ・・・と印象を受けました。「展望」に限れば冬のほうが絶対良いわけですから、「秋が良い」という十分な理由がないと私は推せない。紙面に掲載された写真も「秋」ではなく、積雪の多い「冬」の写真がほとんどです。
 
 
上記以外に私がベストテンに推した場所を紹介しておきます。
 
東名高速富士川サービスエリア(SA )
 私の評価基準ではアクセスの良さは最寄りの高速道路ICから現地までの時間です。(地域差を無くすためです)その点で、高速道路上のここは満点。川越しの富士という比較的希なロケーションと、良く通る場所なのに、その紅葉と富士の美しさに気がつかないという意外性で、私は2位という高位で推しています。
 
富士山本宮浅間大社
 秋は富士宮まつりの季節です。神田川沿いにずらりと並んだ山車と屋台の向こうに冠雪した富士。秋のたった一日、ワンポイントの秋の富士山ですが、こういうのこそ「私だけの名所」に相応しいのではと思います。なんだかんだとこじつけて高い点数をつけ、5位に推しました。まぁ地元愛ですな。
 
高ボッチ高原
 富士山遠望の地としては一推しの7位。草紅葉、諏訪湖、雲海、その向こうに富士山。厳冬期は車でのアクセス不能という点も、秋でなければならない理由のひとつです。ここが筑波山や高尾山よりランクが下なんてことは有り得ないというのが私の個人的見解です。
 
富士市東部市民プラザ周辺
 春にはレンゲと富士山と新幹線の組み合わせで有名なポイントです。実りの秋、黄金色の稲穂の向こうにドクターイエローが走るのが見えたりしたら幸せになれるのではないかと想像しての第9位です。
 
観音平
 ススキと落葉松の黄葉が前景で、普通と言えば普通の景色ですが、中央高速小淵沢ICから車で15分ほどというアクセスの良さで、甘利山や丸山林道を振り切っての第 10位です。
 
 
10月に入ってから、週末は雨がちという印象。引きこもっているうちに秋は山の方ではピークを過ぎ、冬が近づいてきました。でもまだ平地での秋はこれから。富士山の積雪が期待できる季節になってきます。もうしばらく秋の景色が楽しめそうですね(^^)

2017年10月17日 (火)

草紅葉の八島湿原

 9日、霧の高ボッチから岡谷に下りて、再び和田峠まで上ってビーナスラインへ、八島湿原の駐車場に車を入れました。
 
 
201710094q1a4318   
 
車山に少し雲がかかっていたものの、良い天気です。高ボッチで粘っていなかったほうが良かったかなぁとちょっと、いや、かなり、後悔。
 
 
201710094q1a4257
 
 
湿原一周するような元気はないんで、とりあえず鎌が池まで。
 
 
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駐車場は満車では無く、初夏や、夏に比べると空いているような気がしました。秋はそれほど人気がないのかなぁ。
 
    201710094q1a4264
 
ババヤマボクチ
 
 
確かに霧ヶ峰の代名詞「花」は少ない季節ではあります。
 
 
201710094q1a4294   
 
でもそれなりに綺麗なんじゃ無いかと僕は思うのですけれど。
 
 
20171009dscf2339  
 
ノコンギクの最後の煌めきを撮って、八島湿原を後にしました。
 
 
20171009dscf2344  
 
白樺湖と蓼科山なんぞを撮りながら、茅野に下って帰還。

2017年10月15日 (日)

紅葉の栂池自然園へ

 写真展のあと、紅葉ぐらい撮っていこうと、白馬の栂池自然園まで足を伸ばしました。栂池自然園は標高1,900mに位置する雲上の高層湿原です。かつては車で入り口まで行けたのですが、今は栂池からはゴンドラ2本を乗り継いで登ります。私にとっては車で行けなくなってからは初めての栂池。
 
 
201710084q1a3853  
下りは満員のロープウェー
 
 
 下りの最終は16時40分とのこと。栂池の駐車場に車を入れたのが15時頃でして、もうほとんど時間が無い。チケット売り場では「もうこの時間では栂池自然園を一周することは出来ませんが」とか言われました。しゃーないっすな。栂の森駅でゴンドラからロープウェーに乗り換え。乗車定員71名のロープウェーに乗客は私1人だけでした。
 
 
201710084q1a3856  
 
 終点「自然園駅」に到着。下りのロープウェー待ちの列がすげぇ・・・
 
 
201710084q1a3896  
 
 栂池自然園に滞在出来るのはⅠ時間弱。園内にはまだハイカーが沢山歩いており、アマチュア写真家の集団も三脚を立てて粘っています。
 
 
201710084q1a4070   
 
 ビックリしたのは、三脚の上にあるカメラ。ハッセルマミヤブロニカ・・・・そしてシノゴフィールドカメラも。ロープウェーはタイムマシンだったのでしょうか。1ヶ所でこんなにフイルムカメラを見たのは久しぶりでした。あたしは、三脚も持たずにEOS5DⅢとX-T20ぶら下げてぶらぶら撮影。まだ明るいんで、シャッター速度は結構稼げます。
 
 
201710084q1a3930  
 
 やっぱり栂池自然園は秋の鉄板撮影地だなぁと改めて思いました。最初にココを知ったのは1982年のこと。同じカメラ屋さんの常連になっていた信州大学の先輩に、現像上がりの写真を見せてもらってからです。メッチャ綺麗じゃんと感激し、翌年に初めて出かけたのです。その後、白馬大池経由の登山口としても利用させてもらいました。でも、今回のような午後、遅い時間に訪れたのは初めてだったような気がします。朝の順光線とは違い斜光に浮かび上がる紅葉の木々が見事でした。
 
 
201710084q1a4069  
 

高ボッチ2日連続撃沈の記

 安曇野に写真展を観に行った話を先に書きましたが、せっかく信州に行くんだから、写真も撮りたいよねってことで、高ボッチ高原に寄っていきました。
 
 
201710084q1a3847  
高ボッチから穂高連峰を望む
 
 
 午前2時頃現地に到着したときには、既に車が一杯。結構遠方、関西方面のナンバーの車も多数(@o@)。皆さんが狙うのは、「諏訪湖越しの富士山」、もしくは「雲海越しの富士山」です。あたりは霧で真っ白というのに、撮影適地には三脚が立ち並び、既に隙間が無い状態。
 
 
Img_1387  
 
  天気予報では少なくとも朝までは晴れない予報だったんですが、こんなに人がいるんだったら晴れるんじゃないか・・・と思ってちょっと期待しちゃうくらい。でも夜明けが近づいたらポツポツと雨が降り出す始末で、結局は撃沈!。皆さん勝算があって待機しているわけじゃぁないんですね(爆)
 
 
201710084q1a3843 
明るくなってからは中央アルプスも姿を現しました。
 
 
 本当は行きだけのつもりだったんですけれど、帰りも高ボッチで夜明かししてみましたがやっぱり撃沈。天気を読んで狙ってきているわけじゃぁないんで、まぁこんなもんでしょう。
 

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 皆さま霧が晴れないことを悟ると、皆さんそのままお帰りになるのですが、折角来たんで、あたしは霧の風景を撮りながらお散歩
 
 
20171009dscf2263
 
 
 朝露を沢山つけてキラキラ輝いていたミチシバを撮っているのを見て気がついたのか、親子連れがスマホで同じように撮り出しました。諏訪湖も富士山も見えなくても、宝石は路傍に転がっているのです。
 
 
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自然写真家5人展@安曇野ギャラリーレクラン

 10月8日、安曇野市有明にあるギャラリーレクランで9日まで開催されていた自然写真家5人の合同写真展を観にでかけました。ギャラリーレクランは安曇野山麓線、林の中にあるフランス郷土料理・ガレット専門店「ブレ・ノワールに併設されているギャラリーです。
 
 この写真展は安曇野で「写真工房 道」を運営されている自然写真家、石田道之さんがキーマンとなって実現したとのこと。
 
 5人のうちのひとりで、Facebookの友人でもある山の写真家増村多賀司さんとは、十数年来の付き合い。前回顔を合わせたのは、一昨年の年末でしたので、久しぶりの再開となりました。
 
 
増村さんと(増村さんの作品の前で)
石田道行さん撮影 石田さんのfacebookページからリンク
 
 
 増村さんの作品は、webで拝見しているのでとくに新鮮味はありませんでしたが(笑)、モノクロ含め綺麗なプリントでした。良いですよね〜プリントは。iPhoneパノラマ写真もなかなかの仕上がり。あれだけのクオリティーがあればiPhone写真だけで一部屋分作品展示できるんじゃないでしょうか。スマホ恐るべし
 
 森の景色の一部を切り取ってみせる石田さんの作品は流石と思わせるものでした。自作されている木製の額縁が作品を引き立ています。森にはひとつの形は無い、いろいろなもの混じり合ってバランスを取っているということを表しているように、額縁も長方形だけではなく、さまざまで、それらが見事な調和を見せていました。
 
  ギャラリーそのものも良い造りなんですよ。ちょっとビックリするくらい。展示室は5部屋に別れていて、利用料金は1室×1日間 5,000円、5室×5日間だと75,000円だそうです。
 
 石田さんからは松本の旧家の屋根裏で昭和初期に撮影されたガラス乾板を発見し、それを世に出すまでの顛末を伺うことができました。
 

石田さんと
増村多賀司さん撮影 増村さんのfacebookページからリンク
 
 
横内勝司写真集  時を超えて」に纏められた写真がそれです。
 
 横内さんが生きたのは昭和初期(1902〜1936年)。
 
 彼が使用していたのはガラス乾板でした。イーストマン・コダックがセルロイド製のロールフイルムを発売したのは1889年、ライツ社が135フイルムを使用する、いわゆるライカ判のカメラ(Ur Leica) を試作したのが1914年I型が1925年に市販されているのですが、まだフイルムカメラが日本の一般のアマチュアに浸透するには至っていなかったのでしょう。
 
 Wikipediaをみると「日本では1931年に起きた満州事変を契機としたインフレで一般購買力が増大してアマチュアに写真が流行し、その際アマチュアは旧来の嵩張って重く不便な乾板カメラを避けてロールフィルムカメラを購入したので、たちまちロールフィルムが一般化した」というような記述があります。また故田中政雄氏は『クラシックカメラ専科No.2、名機105の使い方』の中で1935年を「乾板とロールフィルムの交替期に当たる」と位置づけていますので、横内さんはフイルム時代の本格的到来の直前に夭折されたということになりますね。
 
 流石に乾板写真機では、自然な動きの中で絶対非演出スナップなどは困難なので、もちろん「やらせ」「演出」はありなのですが、自然な様子を捉えたように見えるスナップ風の写真が数多く残されているのに驚きます。遠望した槍穂連峰の槍ヶ岳を目立たせるために、原版に手を加えた・・・今風に言うと「盛った写真」もあって、当時の横内さんの写真に対する取り組みの様子が身近に感じられます。彼が今の時代に生きていたら、ひたすら「インスタ映え」を追求しているかもしれません。
 
 石田さんが現代に蘇らせたこれらの作品は、昨年から、このギャラリールクランをはじめ、各地で展示されています。検索してみるとデジカメWatchの記事こちら)などでも紹介されてました。
 
 これからというところでは、2017年11月10日から16日まで名古屋の富士フイルムフォトサロンで写真展が開催されます
 
 写真集はギャラリーレクランでも販売されています。私は、どさくさの中、購入せずに引き揚げてしまいましたが、次は「ブレ・ノワール」でぜひ食事をして、買い求めようと思っています。
 
 あと気に入ったのは糸魚川の高野さんの「」の写真。特別なモノが写っていないような写真が好きなんです。掛け軸型のディスプレーで、画面の横を開放してあったのも絵に広がりが感じられて、とても良かったです。
 

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