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2019年10月 8日 (火)

10万冊の蔵書があるホテル「親湯」

大正15年創業の蓼科の老舗ホテル「親湯」。

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ロビーや廊下に据え付けられた書庫に並ぶ数万冊とも言われる書物が名物で、一度は泊まってみたいとずっと思っていました。
 

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もともとはおそらく文学書がメインだったのでしょうが、今はジャンルは多彩。突然惹きつけられる本に出会えたりしそうな予感・・・
 

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とは言え時間に限りがあるので、ついつい普通のチョイスをしてしまいます(笑)
  

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親湯に泊まった翌日に、奥蓼科方面へ。

「湯みち街道」とも呼ばれる奥蓼科へと向かう県道191号沿いには、何体もの石の観音様が立っています。これほど沢山の石仏があることを、恥ずかしながら今まで知りませんでした。
 

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一生懸命、工夫しながら石仏写真を撮られているおば・・・じゃなくて石仏女子の方がいらっしゃいました。「66体あるんですよ!!」っておっしゃってましたが、まさか全部撮るわけじゃぁ・・・・。

私は御射鹿池周辺で数体撮影。

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東山魁夷戦線へのオマージュ

 

懺悔のリスト

SONY α7R4を購入した話を前の記事に書きました。

これは間違いなく私が購入したカメラの中で最高額のカメラです。

自分はこれまでどんなカメラを買って使ってきたのだろうと、ふと思い、

これまで実戦投入用として入手(貰い物含む)したカメラのリストを作ってみました。
  

Camera

 
「自分は撮影が趣味で、断じてカメラマニアじゃないぜ」
と豪語しておりましたが、これを見ると完全にカメラマニアっすね。

1982年、最初のカメラはミノルタ。

数年後にキヤノンに乗り換え。このとき購入したT90は、かなり長期にわたって使いました。

MFからAFに切り替えた2000年前後(遅っ)が最初のやばい時期(笑)

ただこの時は、ほとんどが中古だったので費用は今ほどかかりませんでした。

2006年に、SONY α100デジタルに移行。

ブランドはSONYなんだけど、自分としてはミノルタに帰った感じ。

その後、2008年まで毎年一眼レフ買ってますね。

全然知りませんでした(爆)

まさに懺悔のリスト

その後、在米時代の2012年に新機種に入れ替え。

それがEOS5Dm3SONY α65

B&H(アメリカのヨドバシカメラみたいなとこ)の通販で購入したんだけど、当時は円高だったこともあって割安感あったんですよね。

そのあとFUJIのカメラをちょいちょい買って、

そんでもって今回、EOSと決別。

主力機を7年ぶりに入れ替えたと考えれば、タイミングとしてはノーマルかな。


メーカーでいうと、2大カメラメーカーのひとつであるNikonが少なく、OLYMPUSが無い。

もっとも、大判のレンズはニッコールでしたし、プラウベル・マキナのレンズもニッコールだったので、ニコン製のレンズは結構使ってはいました。OLYMPUSはOM-4がスポット測光が搭載された憧れのカメラだったんですけれど、Canonからそれが搭載されたT-90が出てしまい、そっちに行ってしまった。もしCanonがスポット測光搭載カメラを出さなかったらOLYMPUSに行ってたかもしれません。

ついでに主力機材の変遷も。
 

Main

 
複数のシステムを並列に使っているのがよくない
ですよね。結局どれも単独でも撮影できるくらいのシステムを作っちゃうんで、費用が2倍かかってしまう。

2019年10月 7日 (月)

SONY α7R4を買ってしまいました。

増税に焦ったという訳では無いのですが、新たにカメラを購入しました。

SONY α7R4・・・6100万画素

 現時点での35mmフルサイズ画素番長機です。

そんなに画素が必要な訳ではなく、私の使い方からするとバランスとしてはα7R3がほぼベストなのですが、FUJIのXシリーズと併用するため、出来るだけスペックを差別化したかったので、このような次第となりました。チョロチョロ撮るのはXシリーズに任せ、α7R4 はしっかり撮るとき用ってのがいいいかなと。

これまでの主力機はCanon EOS5Dm3でしたので、EFレンズはそれなりにあります。
EOSレンズが装着できる「シグマMC-11」を購入しました。

常用していたEFマウントレンズ

 標準ズーム: Canon EF 24-105mm F 4L IS II USM
 望遠ズーム:Canon EF70-200mm F2.8L IS II USM
 超望遠ズーム:TamronSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2
 望遠マクロ:Tamron SP AF180mm F3.5 Di MACRO
 中望遠マクロ : Tamron SP AF90mm F2.8 MACRO(72E)

は、流用。
 

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EF 24-105mm F 4L IS II USM


 広角ズームEF 16-35/2.8 L USMは流石に古いのでお役御免として、これだけはFE 16-35mm F2.8 GMに置き換えました。


私は、α(Aマウント)ユーザーでもあったので、このマウントのレンズも結構あるのです。
おそらくこれからも使うであろう、フルサイズ対応レンズは以下の4本。

 SONY 50mm F1.4 SAL50F14
 minolta 50mm F3.5 Macro
 minolta af 85mm f1.4G(D)
 SONY 70-300mm F4.5 -5.6 G SSM
 

Dsc00062
minolta af 85mm f1.4G(D)


特に4つ目の望遠ズームは当面主力レンズとして常時
カメラバックINの予定。

マウントアダプターは「LA-EA3」 を購入。

「LA-EA4」を購入すれば上の3本もAFが動くのですが、SSMレンズは「LA-EA3」の方がパフォーマンスを発揮できるのです。
 

Dsc00725
SONY 70-300mm F4.5 -5.6 G SSM
 

2019年8月31日 (土)

風景写真があぶない!「レタッチしすぎ」の罠

アサヒカメラ9月号(2019年)に掲載されている記事
風景写真があぶない!「レタッチしすぎ」の罠
が話題になっているようです。

私もついつい買ってしまいました。
アサヒカメラは最近デジタル版も販売されており
売り切れることがありませんので、
今月号、売上が伸びたのではないでしょうか(^^)

  

The morning panorama view of Karasawa cirque

FUJICHROME Velvia  TOYO FIELD 45AⅡ
   
アタシは写真家の端くれ以下の人なので大した意見もございませんが、この記事については、そもそもレタッチの是非というよりも「風景写真」の定義の問題のような気がしました。更にいえば「写真」の定義

記事の論調のように、実際の風景をできるだけ、自然に見えるように撮ったものを「風景写真」と定義するなら、もちろんバリバリにレタッチした画像はその定義外でしょう。

でも、そうなるとベルビアFUJICHROME Velvia:派手な色調を特色としたFUJIFILM製のリバーサルカラーフイルム。90年代からフイルム時代の終焉まで、風景写真用の定番フイルムとして圧倒的な支持を得ていた。を使って撮影された写真を風景写真と呼んで良いのかが微妙になります(笑)。

 BENI FUJI(Mt.fuji,富士山)   
FUJICHROME Velvia  TOYO FIELD 45AⅡ

  
当時は「記憶色」を再現するフイルムだなんて宣伝されていましたが、あれは写真家の「期待色」が出るようにFUJIFILMが調整しただけのことで、今のレタッチの工程があらかじめフイルムの中に仕込まれていただけなんですよ。今振り返ってみると、例えばある風景を目の前にしたとき「ベルビアで露出切り詰めて撮るとこういう色になる」とか脳内で変換してシャッターを切ってたことは間違いなく、それを繰り返しているうちに、いつのまにかそれで再現される色が記憶色だと思い込んじゃった可能性が高いです。要するにFUJIFILMによる刷り込みですわ。
 

Starry night with Mt.Fuji in the summer

いわゆるコンポジット撮影 
 

もう一つ後半に書いてあっ「コンポジット合成は良くない」 みたいな話は上に書いた「実際の風景をできるだけ自然に撮ったものが風景写真」という論理には合わないですよね。長時間露光で星の軌跡を表現する写真は、そもそも人の目に映る実際の風景じゃない。ですもの。

この点に関しては、「現場主義」という言葉を使って説明はされていました。「現場で仕上げたものが写真」というニュアンス。そうなるとカメラの機能やフィルターを使いまくって盛ったものはいいのね?・・・とか、ついつい問い詰めたくなります。

印象としては「フイルムで1回撮りで撮影できる風景写真」を「(正統派)風景写真」と定義してるだけのことかなと思いました。そうならそうと最初からそう言えば良いのに・・・・。色々事情があって言えないのかしら(^^;;;
 

4q1a2989edit
 
昭和ノスタルジーって感じに激しく調整(右下がオリジナル)
これを、ストレートに撮ったままの写真と勘違いする人はいないんじゃないかな。
    

アタシ個人に関していえば、

フイルムとデジタルが切り替わる頃に、2000年代前半に「写真」の定義については色々考えました

そして、「東京カメラ部」が登場した頃にも、あれは「写真ではない」と思いましただから「写真部」じゃなくて「カメラ部」なんだなと納得したものです。

「東京カメラ部」的写真が、伝統的な写真雑誌にも登場するようになり、時代は変わったなぁ〜と想う今日この頃です。

 

最近は写真という定義に、さほどこだわりはありません。また、現場主義でもありません

デジタルの場合、Jpeg出しで完全な絵を作ろうなどという気は全く無く、現場では出来るだけデーターを採っておこうという意識の方が強いです。例えば、最終的に暗めに仕上げるつもりの画像だったとしても、撮影時にハイライトの階調に余裕があれば、少し明るめに撮影し、使わないかもしれない暗部の階調も念のため拾っておく・・・みたいなことはやります。

 

といっても、いつもはPhotoshop Lightroomで少しいじるくらいで終わってしまいます。

たまには激しく調整やら合成をしますけどね。でも、そんなに得意な方じゃないと思います。
  

Dsc02075edit_20190831104601

普通の画像(右)だと迫力ないんで・・・(笑)
 
 

ただ一つアタシが気になるのは、

 さほどでもなかった景色をレタッチで盛って、
 「素晴らしい景色でした」とかゆう文章と一緒に
 アップしちゃってるやつ  です。

そんな画像に対して

すごい、感動しました。こんな景色見てみたい!!

なんてコメントしている人を見るととても悲しい気持ちになります。
 

Dsc03171

終わっちゃったコキアの紅葉を復元した(笑)ものです。
もちろん右がオリジナル(JPEG)
もちろん細部を見れば紅葉が終わってることはわかりますが、
騙される人も居るんじゃないかと(笑)
流石に紅葉の色変換は極端だとしても、
遠景の富士山を左から右に変えるくらいは、
事実を伝える写真として使うのでなければ
普通にやっちまいますね(爆)

 

地元の観光協会や業者がCMとしてアップしている画像なら「最大限に盛ったイメージ写真」として受け取るのがお約束だと思ってますが、

善意の第三者の立場でそれやっちゃまずいでしょ

ってのがアタシの個人的な感覚です。

これはデジタル写真やレタッチの問題じゃなくて、誰でも情報を発信できるSNS時代の個々の意識の問題でしょうね

 

2019年8月18日 (日)

木島投松明まつり 2019

富士川河川敷毎年8月16日に行われる

木島投げ松明

は、以前から気になっていた祭事でした。
  
  

もともとは富士川沿いの小さな地区のお盆の行事だったらしいのですが、今では富士市の無形文化財にも指定され、県外の方にも知られる有名なお祭りになっています。昨年、NHKのBSプレミアムで生中継されたこともあって、知名度が一気に上がったようです。
 
  

 
 
このお祭り

 伝統行事である投げ松明
 地元手筒組による手筒花火
 至近距離で打ち上がる打上花火
 
の「火祭り豪華三点セット」が

行事の主軸です。

 

富士市立富士川体育館の駐車場が解放されています。

投げ松明が始まるのは午後7時。6時少し前に到着したところ、駐車場はまだ余裕のある状態でした。

 

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当世松明事情(投げるやつとは違います)
 

投げ松明というのは、河原に立てた長い竿の上につけられた藁の籠(蜂の巣)をめがけて、火のついた松明を投げ合うという、「炎の玉入れ」です。
  


Fire dance

投松明が始まるのは午後7時で
まだ空には明るさが残ります。
 

投げ松明は富士川沿いの集落で盛んに行われていた行事だとのことです。検索してみても、富士川沿いの地域の情報しか出てこないので、独特のものなのでしょうね。奇祭の一つといっても良いのかもしれません。旧盆の送り火としての祭事なのですが、下流側の木島地区の場合には、上流部で水難事故にあった犠牲者がこの場所に流れ着くことが多かったため、この犠牲者の霊を弔うためという意味合いもあったそうです。 

投げ松明は、この木島地区のほか、南部の火祭り、富士宮沼久保の逢来投げ松明、10月に行われる富士市の雁がね堤の投げ松明などでも見ることができます。
  

Nagetaimatsu

 

以前、南部の火祭りは見に行きましたが、規模がでかすぎて写真を撮るにはどうもなぁ・・・という感じでしたが、木島の場合は至近距離から撮影が可能です。ただし、松明をクルクル回して手を離すタイミングを誤り、後ろに飛ばしてしまうおばちゃんもいるので要注意です。また参加も可能で、今年の場合「当日5時30分から受付、定員になり次第終了」でした。詳しい情報は毎年「NPO法人木島倶楽部」のページに掲載されると思います。

 
  
Soul flame
  

手前の蜂の巣にズルして点火
  
  
これ、簡単そうに見えてなかなか火がつきません。命中するだけでは着火しないんです。結局、私の近くの蜂の巣には火がつかず、掟破りの導火線着火が行われました。残念!!

藁の籠が燃えて、落ちる様もまたよしです。
 


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燃え落ちる様がええねぇ〜
中に花火が仕込んであるようで時々パチパチ。
 
 
手筒花火はインスタ映えすることもあって、最近人気です。
多分、アップで撮るにはかなり前から正面最前列の場所取りが必要なのだろうなと思い、今回は最初から諦めていました。今回はロケハンです。

手筒花火を披露するのは地元、駿州木嶋手筒組の皆さん。
 

Fire


駿州木嶋手筒組の
手筒花火演技

 

格好いいアップの写真を撮るならやはりカブリツキなのでしょうが、離れた土手の上から、観客を入れて撮ったり、長玉でアップを撮ったりというのもアリかなと思いました。
 


Galaxies born from the fireworks

 

最後の打ち上げ花火・・・これが予想を超えていました。よくある地域の盆踊り大会の後に打ち上がる花火程度だと思っていたんです。
  


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カメラには望遠レンズが付けっ放しで
撮影はパス・・・ってか、手持ちでちょっと遊んだだけ。
 
  

それがまぁ結構すごいのが上がるじゃありませんか。

打ち上げ場所が近いため、花火がまさに全天を覆う感じで迫力満点
 

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